おはようございます、吉野です。
今回のお話は前回の続きになります。
前回のお話では、
「近隣のグループホームさんからベッ
ドから車いすへの移乗について、ご
相談を受けている。」
という内容でした。
詳しい内容は前回のブログを読んで頂
く事にしまして、今回はグループホー
ムさんに福祉用具を持って行き、相談
を受けていた課題を福祉用具で解決で
きたのか!?
についてお話をしたいと思います。
今回、用意した福祉用具は
「フレックスボード」
寝た状態のまま横移動が負担なく出
来るようになる福祉用具です。
今回のケースは介護ベッドからチルト
&リクライニング車いすへ(チルト&
リクライニング車いすから介護ベッド
へ)の移乗(移動)です。
アコーディオン形状のボードがフレキ
シブルに動くのでチルト&リクライニ
ング車いすの角度に合わせてボードの
設置が出来ます。設置したボードの上
を滑らすようにして横移動を可能にし
ます。
#アコーディオン形状、フレキシブル、
滑らす、、、想像が出来ませんよね。
前置きが長くなってしまいましたが、
「フレックスボード」は使えたのか!?
答えは、使えませんでした。
#前置きが長い。
使えなかった理由①
フレックスボードを身体の下に敷きこ
む時にご利用者様に抵抗されてしまう。
使えなかった理由②
車イスの肘掛けが跳ね上げ式のため、横
移動の時に邪魔になってしまう。
使えなかった理由③
車いすの幅がコンパクトすぎて、フレッ
クスボードを敷き込むときに身体を傾け
る事が出来ない。
以上の理由で、フレックスボードは使え
ませんでした。
使えない要因がありすぎて、5分で無理
と判断。
フレックスボードは諦めて、座位になれ
るとの事なのでイージーグライドを試し
てみましたが、イージーグライドも使え
ませんでした。
福祉用具で解決出来ると期待をしていた
スタッフさんの落胆ぶりを目の前でみて
しまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱ
いになってしまいました。
結果、今回のご提案では課題の解決にな
らなかったのですが、スタッフ皆様が抱
えている問題が浮き彫りになったことが
唯一の良かった点だったと前向きに捉え
ることにします。
#スタッフさんが抱えている悩みはいろ
いろでした。
それと、反省点はスタッフさんにイージ
ーグライドを体験する場をもっと事前に
作って置くべきでした。
スタッフさんの介護技術は最高なので、
イージーグライドの扱いになれたら、サ
クサク使いこなせるはず。
#問題解決を急いでしまいました。
今後は、持ち上げない介護の研修会を定期
的に行い、持ち上げない介護の必要性を伝
えて、早い段階から持ち上げない介護を導
入していくマインドを共有する仕掛けを作
っていきます。
以上です。
次回は、つるべーの出番ですね。