福祉用具専門相談員の目

福祉用具プランナーのいるお店「ホームケアセンターイワサキ」のブログです。 新商品のご案内やレンタル開始のお知らせ等の情報発信ブログになります。

独り言

ベッドから車いすへ。

おはようございます。


今回は、近隣のグループホームさんから
移乗についてのご相談を頂いたので
その
件について、お話をいたします。


#今回は日記のようなお話になります。


早速、簡単にご相談の内容を説明すると、


ベッドから車いすへ移乗する時に2人介助
で行っているが、かなり負担がかかってい
る。

との事。


もちろん、ご本人様にもかなりの負担がか
かっている。

との事。


どうにか、福祉用具で解決できないですか?


っていう、ご相談です。


お電話でざっくりと状況を確認させて頂き、
ご提案をさせていただいた福祉用具は、


①フレックスボード(スライディングボード)

②イージーグライド(スライディングボード)

③つるべー(リフト)


上記、3点を提案させて頂きました。


スタッフさんの第一希望は、


「寝ている姿勢でそのまま車いすへ移す事が
出来れば、
ご本人、介護者の両者にとって一
番負担が少なくなるのではないか。」


との事。


(自分達もエアマットの交換の時は折りたた
みベッドを持ち込み、介護ベッドに折りたた
みベッドを横付けして、出来るだけご本人様
に負担がかからない方法で移乗を行っていま
す。)


今回のケースは条件がベッドからチルト&リ
クライニング車いすへの移動です。


#フルフラットになる車いすなら簡単なのです
が・・・


#その条件なら、そもそも相談されてない。


利用している車いすが、チルト&リクライニン
グ車いすなのでフルフラットには
ならないので
なかなか横移動は難しいです。


#ベッドからチルト&リクライニング車いすへ
の移動。


そんな条件で提案させて頂い福祉用具がフレック
スボードです。


アコーディオン形状のスライディングボードのた
め、車いすの背角度に合わせて
セットが出来ます。


■持ち上げない、抱え上げない、”横に滑らせる移
乗”という選択肢を提供します。

■フレキシブルな形状が移乗の姿勢にぴったりフ
ィット。

■横に滑らせるだけなので介護する方にとっても腰
痛リスクと介護負担を軽減できます。」


#メーカーの案内に書いてあります。

#そんな簡単にできるか少し疑問?


そんな事で、フレックスボードを準備して来週、グル
ープホームさんに訪問します。


フレックス⑤


#一応、イージーグライド(座位用スライディングボー
ド)も準備。

#スライディングシートも準備。


次回のブログでこの続きはお話いたします。


フレックスボードについて
・・・ラックヘルスケアさんの説明サイトです。


スモール・チェンジ法って?

おはようございます。



前回のお話で出ました「スモール・チェンジ
法」のお話をしたいと思います。


自分がスモール・チェンジという言葉を聞
いたのは、2014年の福祉用具プランナー研
修の時。


たしか、雑談中に依田先生が教えてくれた
記憶があります。


#依田先生から沢山の学びを得ました、
  感謝です。


「マットレスの下に小さな枕を入れる事で
傾斜を付けることが出来る。

体位交換器がなくても自宅にある物でも対
応できますよ。」


なんて、話だったと記憶しています。



さて、スモール・チェンジ法って何?

ってことなんですが。


『スモールチェンジ小枕法
(以下、小 枕法):北欧において用
いられている体位変 換方法の一つで、

マットレスの下に
小枕を挿 入し、6
箇所の身体部分(右足→右腰→右肩
→左肩→左腰→左足)を時計回りに
移動させ る方法。』

(田中マキ子 研究課題名「外力調
整に基ずくスモール・チェンジ法の
有効性とその経済効果」より引用)


古くから実践されてきた「2時間お
きの体位変換」に変わる体位変換方
法が
スモール・チェンジ法って事に
なります。


簡単にまとめると


「長い時間、身体を左右に大きく傾
ける体位変換方法」



「短い時間で、小さく身体を傾ける
体位変換方法」



「短い時間で、小さく身体を傾ける
体位変換方法」
の良さとしては、傾
斜が低いので身体のずれが小さく皮
膚のズレが少なくなります、また身
体への負担も少ないので安眠効果も
あります。


気になるのは、短い時間での移動が
必要になるので、それは介護者の負
担になるのでは?


#福祉用具の出番ですね。



今回は、体位変換方法の話をしまし
たが、実際の在宅介護での褥瘡(床
ずれ)対策は、ケアマネージャーを
中心にドクター、看護師と連携を取
りながら福祉用具の選定を行ってい
きます。

ご利用者の身体状況はもちろんの事、

「主に介護をする人は誰?」

も福祉用具の選定要因になります。


#機能満載のエアマットを使いこな
せない問題。


スモール・チェンジ法を深掘りして
いたら面白いサイトにたどり着きま
したのでご紹介します。


ペヤ・ハルヴォール・ルンデ氏に
よる小枕移動について
・・・サイト
の後半部分です。

 

田中まき子氏による小枕移動について
・・・PDFです。


寝たきり高齢者におけるスモールチェ
ンジシステム搭載型エアマットレスの
適用可能性の検討
土屋紗由美)・松 本 勝)・須 釜 淳 子
・・・PDFです。


#やっぱり「福祉用具×人」で解決できます。


では、以上です。

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ポジショニング・床ずれについてのお話です。

おはようございます。


本日は、ポジショニング・床ずれについて
の社内研修会を行ったので、少しそんな話
をしたいと思います。


コロナ禍でなかなか以前の様な研修会が
出来ない状況ではありますが、しっかり
感染予防対策を行いながら、研修会を行
いました。

#やっぱり定期的に研修をやらないと
 相談員の質が落ちますよね。

#オフラインの研修はやっぱ楽しい。



過去の日本褥瘡学会の記事にこんな
記載がありました。


『人為的な体位変換は,体圧を受ける
部位の移動と分散という"静的外力"を
排除する効果がある一方で,圧やずれ
という"動的外力"を創面に生じさせ,
治癒に影響を与える。

褥瘡への負担の少ない体位変換方法に
切り替える必要性を主張した。

具体例としては,人の手による体位
変換の場合にはスライディングシー
ツやポジショニンググローブを用い,

創と周辺組織を一塊にし,引き寄せ
るように移動させる方法を提案。

また,人的な体位変換そのものを見直
す場合には,自動体位変換機能付きマ
ットレスのや褥瘡予防用ピローの導入
が有効と語った。』


と、あります。


これって、まさに福祉用具の出番です
よね。



こんな記事もありました。


『大きな体位変換を行わずともスモール
・チェンジ法で体圧の再分配が行え、患
者の身体にかかる負担を減らす事が出来
る。』


と、あります。


これって、昔からある
「2時間30度側臥位法」
ですよね。

#大きな体位変換

三角枕を背中に差し込む的な側臥位ですよね。

#今は、そんな側臥位はしてない。

#スモール・チェンジ法???


記事の最後には,

『自動体位変換機能付きマットレスによる体
位変換の限界についても議論され,患者の体
型や体つき等の違いには対応できないことか
ら,

個々の状況に合わせてポジショニングを
考慮するアセスメント力は欠かせない。
との意見が挙がった。』

と、あります。



やっぱり

「人×福祉用具+福祉用具+福祉用具」 
福祉用具の合わせ技で解決出来る事がある
と思っています。

#福祉用具には解決力がある。

次回はスモール・チェンジ法についてお話
をしたいと思います。

以上です。


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ドアノブを廻すのが大変・・・

今回は便利グッズのご紹介です。

「握力が弱くてドアの握り玉を握るのがツライ。」

「神経痛でドアの握り玉を廻すときに手首が痛い。」

「荷物を持っているとドアノブを廻せない・・・」

ドアハンドル


などの悩みを解決する便利グッズ『後付けドアノブハンドル』

握り玉にかぶしてネジを絞めるだけ!

簡単設置が出来るのでお勧めなのですが、注意が一つあります。

重たいドアには要注意。

なぜかと言うと、ハンドル部分が柔らかいのです。
柔らかくて “しなる” のです。
ハンドルの根元部分を握って使用する場合は良いのですが、
根元から遠いいハンドル部分を握ると、ノブを廻す時とドアの開閉
をする時に “しなり” ます。(反ります)

先日、お客様にご依頼を頂いて集合住宅の玄関扉に
ドアハンドルを設置をしました。
取り付けた後に確認をして頂いたのですが、
ドアノブを廻す事にはハンドルの効果があり廻し
やすくなったのですが、その後の開け閉め動作時に
ハンドルを握って動作をするとハンドルが “しなっ” 
てしまい、力が逃げてしまいました。
集合住宅で防火ドアのためドア自体の重さと、
気密性の高さが原因で玄関ドアがとても重くなって
いたと思います。

設置後には必ず動作の確認を行ってくださいね。

ドアハンドル②


軽いドアには、設置が簡単で効果がありますのでお勧めできます。

もし、設置に迷ってしまったらご相談ください。


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車いす用昇降リフトにトラブル発生

「リフトが動かなくなったので、対応してください。」

と、ご利用者様から電話があり、とりかかっていた仕事を一旦ステップしてすぐ現場に駆けつけました。

UD320

故障の原因は、ガイドポールの根元が曲がっていたために、うまくガイドに沿ってローラーが動かなかったのが原因でした。ガイドポールを交換したら通常通り動き一安心です。

問題は、「なぜガイドポールが曲がってしまったのか???」です。

ここの理由を突き止めないと同じ事が起きてしまい、ご利用者さんにご迷惑をかけてしまいます。

その後、何度かご利用者さんのお宅に訪問して、普段のリフトの使い方を拝見させていただきました。

その時に発見をしました!

デイサービスから戻ってきて、リフトに乗り込む時でした!
ガイドポールを手すり代わりにして、リフトに乗り込んでいる事を目撃しました。

このガイドポール、手すりの機能として抜群な位置と高さにあります。
握りたくなるのはわかります。

「駄目ですよ。」
と言われても無意識に握ってしまう位置です。

UD3201


「ここを握ってくださいね!」って位置ですよね?

ご利用者様とサービス関係者に情報共有をしたところ、訪問看護ステーションのセラピストさんがすぐに注意喚起のシール作ってくれガイドポールに貼ってくれました。

感謝感謝です。

今後はリフト設置時に注意喚起シールを作成して同じようなトラブルが起きないようにします。


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スライディングシートがじわりじわりと広がっています。

「スライディングシートをご存じですか?」

スライディングシートを簡単に説明すると、
介護する側、介護される側の両者の負担を
軽減できる、移乗・移動を助ける福祉用具になります。

使い方は、身体とマットレスの間にスライディングシートを敷き込みだけ。
それだけで使える福祉用具です。

「なぜ、それだけの事で移乗・移動の負担が軽減できるのか?」

スライディングシートはつるつるした特殊な素材で出来ているので
摩擦を軽減してくれる効果があり、そのシートが重なり合うことで
摩擦抵抗が極限になくなり、少ない力で移乗・移動が出来るんです。

少ない力で移乗・移動が出来ると言うことは、
介護する側の負担軽減につながります。
摩擦抵抗が軽減できると言うことは、
床ずれにつながるズレが軽減できます。

そんな素敵な効果のあるスライディングシートですが、
あまり普及をしていなかったんです。

ただ、ここ最近スライディングシートを利用する方が
増えているのが実感です。

増えた理由を考えてみると、、、

①研修会・勉強会を開催してスライディングシート
の啓蒙活動をコツコツとした事。
スライディングシートを認知してもらった。

②訪問看護ステーションでのスライディングシート利用率があがった事。
⇒実際に利用者様宅でスライディングシートを使ってくれる。
⇒利用者、家族が体験して実感をしてくれる。

③利用者様宅の訪問時に課題や問題を教えて頂き、
解決策としてスライディングシートをご案内・ご提案が出来た事。
⇒モニタリング時にしっかり聴き取りが出来た事。
スライディングシートの使い方、活用方法をしっかり伝えられた事


認知度が低い福祉用具ですが、利用すると感激度が高い福祉用具です。
なので、これからもコツコツと啓蒙活動を行っていきます。

今回は、本当の独り言になってしまいました。
次回は、スライディングシートの活用方法をご案内したいと思います。


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