おはようございます。
前回のお話で出ました「スモール・チェンジ
法」のお話をしたいと思います。
自分がスモール・チェンジという言葉を聞
いたのは、2014年の福祉用具プランナー研
修の時。
たしか、雑談中に依田先生が教えてくれた
記憶があります。
#依田先生から沢山の学びを得ました、
感謝です。
「マットレスの下に小さな枕を入れる事で
傾斜を付けることが出来る。
体位交換器がなくても自宅にある物でも対
応できますよ。」
なんて、話だったと記憶しています。
さて、スモール・チェンジ法って何?
ってことなんですが。
『スモールチェンジ法―小枕法
(以下、小 枕法):北欧において用
いられている体位変 換方法の一つで、
マットレスの下に小枕を挿 入し、6
箇所の身体部分(右足→右腰→右肩
→左肩→左腰→左足)を時計回りに
移動させ る方法。』
(田中マキ子 研究課題名「外力調
整に基ずくスモール・チェンジ法の
有効性とその経済効果」より引用)
古くから実践されてきた「2時間お
きの体位変換」に変わる体位変換方
法がスモール・チェンジ法って事に
なります。
簡単にまとめると
「長い時間、身体を左右に大きく傾
ける体位変換方法」
と
「短い時間で、小さく身体を傾ける
体位変換方法」
「短い時間で、小さく身体を傾ける
体位変換方法」の良さとしては、傾
斜が低いので身体のずれが小さく皮
膚のズレが少なくなります、また身
体への負担も少ないので安眠効果も
あります。
気になるのは、短い時間での移動が
必要になるので、それは介護者の負
担になるのでは?
#福祉用具の出番ですね。
今回は、体位変換方法の話をしまし
たが、実際の在宅介護での褥瘡(床
ずれ)対策は、ケアマネージャーを
中心にドクター、看護師と連携を取
りながら福祉用具の選定を行ってい
きます。
ご利用者の身体状況はもちろんの事、
「主に介護をする人は誰?」
も福祉用具の選定要因になります。
#機能満載のエアマットを使いこな
せない問題。
スモール・チェンジ法を深掘りして
いたら面白いサイトにたどり着きま
したのでご紹介します。
■ ペヤ・ハルヴォール・ルンデ氏に
よる小枕移動について・・・サイト
の後半部分です。
■田中まき子氏による小枕移動について
・・・PDFです。
■寝たきり高齢者におけるスモールチェ
ンジシステム搭載型エアマットレスの
適用可能性の検討
土屋紗由美)・松 本 勝)・須 釜 淳 子
・・・PDFです。
#やっぱり「福祉用具×人」で解決できます。
では、以上です。

